海の上で船は周りが水平線だけの時があります。それは人生についてあまりしらない未熟さに似ています。目印もなくどこへ行くかもわからない船は時折見る「まぼろし」を追いかけます。そしていつの間にか陽が沈み始めるのです・・・
■不安の闇の中へ
方向が定まらない船はあっちに行ったり、こっちに行ったりフラフラと船旅を続けますが港にたどり着いたり、何かを達成したりということはあまりないようです。
しだいに陽が落ち辺りが暗くなると「不安と恐怖」が船を襲います。それは何も見えない海の真ん中でどこから来るか分からない災難に備えるようなものです。それは今日訪れることはないかもしれませんが、明日来ないともいいきれません。
人はその日に来る全てのことに注意を払っていても明日のことや過去のことはあまり気にしないことが多いです。健康を害すると分かっていても食生活は変わらないことや睡眠不足でも夜ふかしをしますよね。
それだけではなく人生の目的や目標といったものも持たずに過ごしたり、過去の失敗から学ぶことなく過ちを繰り返したりと、まるで闇の中を彷徨う船のようではありませんか。
「方向の定まらない船」はまた闇に迷い込む船になるのです。そうならない前にも「いま」という時から何かを始めることが大切なのです。なにをすればいいかわからないのは当然、ですから船をとりあえず進めてみましょう。
◆意思決定を下す