前記事3回の内容をまとめてみる。単純な方式を標準化するというのはつまり「ベース化」のこと。多様な方法を組み合わせるというのは「マテリアル化」のこと。そして全てを使って行動を起こすというのは「ストリーム化」のことである。
■3つの概念
基本的な概念の上に、成り立つ素材群が、様々な一貫性のある流れを持っているなどと、普通の人はこういう線の引き方・考え方をしない。同じ事を複数の意味として捉えない。異なる視点で見ることができないのである。
人間の基本的な行動は「手」によって実現される。食事や物の取り扱い、車の運転からパソコンの操作まで手を使う。そして手は「ツール(道具)」を使う。間接的にその行動を操作する。ツールは無限にある。しかしその操作は手の動きによってしか行われない。
ツールを使用したとき何が起こるでしょうか。いや何をしようとしていたのでしょうか。その意図はなんであり、その行動には何の意味があり、その結果はどのようなものでなければならないのか。
行動の前提には、目的や動機などの概念的な意図があり、それを実現させる為に様々な方法を用いた行動を起こす。その結果を得ることが、全てに共通する行動の原則であり、人間の行動のメカニズムといえるのかもしれない。
◆三位一体の思考習慣・・・