あなたが見ている世界は赤は「赤」で青は「青」で黄色は「黄色」であるが、他の人は本当に赤や青や黄色を見ているのだろうか。他人の目を借りることはできませんから、例え見ていたとしても確かめることはできません。
■想像することで・・・
他人にはどう映っているのだろうか、そんな疑問を抱いて想像を膨らませば、視点は自然と相手目線になります。相手と話をしていて自分がどう映っているのか、相手は自分以外の人からはどう映っているのかを想像すれば、視点は自然と第3者目線になります。
相手の目線になる、第3者目線になるということは、相手の気持ちを理解する、みんなの気持ちを理解する、その場の空気を読める、常識的で正しい判断を下せる、または真逆の非常識で独創的な考えを思いつけるようになります。
なぜ人は他人の痛みを理解できないのでしょうか。自分が嫌なことを、他人に平気で行うのでしょうか。自分だけが特別だと感じてしまうのでしょうか。その疑問に答えるのもこの視点にあるのです。
視野を広く持つというのは、単に目線の話ではありません。サッカーのようにフィールド全体を見渡せるだけでなく、次に何が起こるかを見る時間軸の視野、相手が何を考えているか、みんなは何を思っているのかを読む、心の視野が大事なのです。
◆全体の部分として・・・