私の思う今までのノウハウは、何かに限定されていて、誰かに限定されていて、その時代をも限定してしまうものだった。上手くいかないことも、上手くいかない人も、価値を失ってしまうこともある。それで本当にいいのだろうか・・・
■無限の可能性
ノウハウは実践を繰り返して、その経験から生まれることが多いだろう。過去のあらゆるデータを検証しながら、重要であることと重要でないことを振り分けていく。そこで一定の傾向をつかみ、法則として当てはめるのだ。
稼いだ人がつくった億万長者になる方法。仕事のできるひとがつくった仕事術。英語の話せる人がつくった英会話のノウハウ。何かができる人が、どうしたら自分ができたのかを見直すことで、見えてくる法則。
そのどれも用途を限定されてしまう。どんなことにも使える普遍的な法則はないのだろうか。一つのことを知ればそれが無限の可能性を発揮するノウハウは存在しないのだろうか。私はしばらく考えていた。
ふとその答えを思いついたことがあった。それは意外にもいままでのノウハウの中に全て隠れていたのである。全ては全ての法則の中に存在し、その一つ一つは実は本質的には同じことだった・・・
◆私はそれをベースと呼んでいる・・・