与えられるもの、つかみ取るもの、手に入れるもの。価値あるものは求められ、争いを生み、そして奪われる。人は争いを好み、戦いに血を躍らせる。それがあるからこそ発展してきたことも確かな事実だ。
■身に付けた力
技を磨き続けると、自分の体に染み付き頭で考えたり、意識しなくても簡単に実行できるようになる。それは一般的に技能と呼ばれ、専門的な仕事やプロのスポーツ選手もその力を身に付けていると言える。
単に何かができるというレベルではなく、その力を利用して自由自在に能力を発揮することができる状態にあることだ。技能とはそういうもので、体が覚えていなければイザという時になにもできない。
必ずしも体が覚えるような高度な技能は必要ではない。しかし誰かと比べられたときに優位となる力は、その場しのぎの小技ではなく、鍛錬や修練を積んで自ら身に付けた技能なのだ。
◆生きる力は体が知っている・・・