一つの話の中に重要な言葉は、いくつも存在するかもしれません。その重要な言葉は場合によっては数十や数百になるかもしれない。その全てを押さえるというのは難しいことではありませんか。でもそれができるというのなら力強いですよね。
■3の乗数
物事に存在している重要なポイントは、通常複数存在する。一つだけや二つだけというのなら人は簡単に覚えれるから物事に複雑さは感じないが、それ以上になると次第に複雑で困難なことのように感じられる。
それは図形を描くのに似ている。点と点を結ぶ直線なら簡単に真っ直ぐでも蛇行した線でも自在に描けるが、3点を結ぶ三角形からそれ以上の点を結ぶ多角形では、その間の距離や間の角度、中心となる点の位置など複雑さは増していくばかりである。
数はできるだけ少ない方が簡単ではないですか。変化の少ない自由度がない方が単純ということですよね。多角形を多角形のまま描くことは本当に難しいことだと思いませんか。それを小さく分けてしまえば多角形は小さな図形の集まりになりますよね。
大きなことは、小さなまとまりとして区切りグループ化し、必要ならそのグループを更にグループ化してまとめ次第に小さなまとまりの大きな組織にしていく。そのグループ化に最も適した数字が3であることを私は証明したい。
◆対立も分裂もしない数字3・・・