遠近感と距離、ターゲットとロックオン、多勢に無勢、戦わなければならぬ敵がいるなら絶対的な優位性を確保したい。勝てる要素は最大限に、負ける要素は最小限に、できることなら全て計画的に行いたいものだ。
■立体的な思考
立体を形成するには、ある軸を縦とした場合に、それと垂直に交わる横の軸と、それぞれと垂直に交わる高さまたは奥行きの軸が必要である。
難解な問題に直面した時に、縦の軸だけで考えていると、すぐに行き詰ってしまうし、横軸を交えても、回避できない問題というのは多く存在するものだ。そこに高さを持ってくると選択肢はグッと広がる。
現実問題は、そう簡単にはいきませんが、いかにして高さの思考を見つけ出すかが、重要な鍵を握る。やるか、やらないかというような単純な2択で、決断をしようとすることが一番危険なのである。
いかにしてやるか、誰にそれをやらせるか、いつやるか。それこそ距離感や方向性、数量や分布を細かく分析して、戦略を練るようにじっくりと考えなければならない。決断こそが物事の80%を決めると言われている。
◆思考の幅と大きさ・・・