蜘蛛の巣のように張り巡らされた神経、記憶・想像・制御を一括して行える万能なシステム。人の脳は高性能な情報処理装置である。そのポテンシャルを最大限に活かすためには、その使い方をマスターしなければならない。
■ツリー構造
人の思考は放射状に広がっているという。一つの点からあらゆる方向へ無限に広がっていく情報のネットワークである。それは蜘蛛の巣のように平面ではなく、立体的に広がる構造物である。
それに比べ私たちの日常は、平面的にそして直線的に作られることが多いのです。例えば教科書やノートは、左上から右下に向かって直線的に書きますよね。それも平面の紙に平面的な文字や絵を使って行う。
人の脳は、立体的に放射状に理解するのに、人の意識で平面的にそして直線的にするのは、無理があるのです。理解度は落ちるし、記憶することも思い出すのも難しくしている。
解決策は意外にも簡単だ。人の脳や思考と同じように立体的にそして放射状に行えばいいのである。つまり一本の木のように、大きな幹をつくり、枝を伸ばして、一つ一つ葉をつけるという作業が、最も理解しやすく、簡単である。
◆土に埋まった根っこの理解から・・・