普段どおりの生活をしていると、その日一日はごく普通に終わってしまう。何か新しいことを始めたい、または目的を達成したいと考えるなら、何かをしなければならない。その何かをほとんどの人々は知らぬまま過ごしている。
■一歩上の思考回路
物事を考えるレベルは常に一定の水準で保たれるのが普通だ。それを人は価値観と言ったり、その人らしさと呼ぶ。生きている世界、生活の水準、物事に対するその人の反応や行動は、物理の法則のように同じ状態を保とうと慣性が働く。
だからといって同じ生活のまま一生を過ごすのは嫌だと、思う人は少なくない。今よりも豊かに、今よりも幸せに、今よりも自由にと考えてしまうのが人間なのではないか。それが自然な考え方なのではないか。
確かに当たり前の幸せを感じる普通の生活もいいのかもしれない。リスクやストレスの少ない、変化が穏やかな生活は魅力も多い。でもそんなぬるま湯の生活がどうしても嫌だと思うこともあるだろう。そんな時はどうすればいいのか。
答えは意外に簡単だったりする。考え方を変えるのである。単純なことだが、実際には難しいことかもしれない。今までの考え方を一歩上の目線で、違う角度から見直さなければならない。時には今までの考えを捨てることも必要になる。それがどんなにつらい事かは体験するまでわからない・・・。
◆今を捨てても明日を取る・・・