右か左か、上か下か、黄色か青か、二つに絞られた選択肢は決定的な差がなければ、選ぶのに苦労することがある。選択肢が多い場合には意外にも、絞ることができるが、少なくなればなるほど、人はもう一方の可能性を捨てられずにいる。
■方向性と選択
何かに迷った時には、二つの選択肢を思い浮かべると決断を早められることがある。これもいいが、あれもいい。こっちにするとこうで、あっちにするとああで、結局はどちらも選ぶことができないでいるのである。
そんな時考え方を変えてみるのが一番の解決法である。この迷うこと自体に楽しみを感じているのであれば、気が済むまで迷いを楽しんでもらえばいいのだが、答えを求めることが目的ならこんな方法を試してみるのもいいだろう。
自分は今現在、何を必要として、何によってそれば満たされるのだろうか。その質問をそっと自分に問いかけてみて下さい。きっとそれで解決することもあります。しかしそれでも解決しない方は、何が一番で何が二番かを決めてください。
決めれないというのは、自分のわがままからきていることもあります。あれもこれもと、良いトコ取りしようとして目の前の選択を決断できずにいるからです。自分が求めているものは何かを明確にした後で、一番を選ぶこと、二番を捨てることが最善の道ではないでしょうか。
◆どちらか一方がベストな結果になるとは限らない・・・