私たちは数百数千の言葉を話す。それらは単体では抽象的であったり、曖昧な言葉になるが、組み合わせることで明確になったり、限定的になったりする。逆を突けば複雑な事柄も単体の組み合わせなのである。
■個別に学び得る
小学校へ通う前のほとんどの子供は、簡単なひらがなや足し算ならともかく、漢字や複雑な方程式などは解けない。それはいきなりできるようになるものではないからである。
どんな子供だって、最初は簡単なひらがなやカタカナを覚え、漢字を書くようになり、多くの言葉を知りながら色々なことを覚えていく。数学だって、足し算を覚え引き算を覚え、掛け算割り算、方程式とレベルアップしていく。
仕事においても遊びにおいてもそれは共通している部分が実は存在する。悪く言えばエスカレート、よく言えば成長となるのだろう。段階的にレベルアップすれば、どんな複雑な事柄も小さな要素の集まりに感じるだろう。
掛け算だって、足し算の組み合わせである。足すことができれば掛け算はできる。そうやって何かを学べば、新しい何かに挑戦することもできるし、基本の大切さを感じることにもなる。
◆軸となる点は大切なもの・・・