知っているようでわからない。わかっているようで理解できていない。理解できているようで何も知らない。人は思っている以上に無知である。知らないことに気付かない限り、成長もしないし、他人から認められることもない。
■隠れた能力
学校では正しい答えを知っている優等生だけが褒められ、知らない人は覚える機会さえ与えられない場合が多い。テストでは答えが正解か不正解かを評価されるだけで、どうして間違っているか、どうすれば正解かを教えてはもらえない。
それは仕方のないことかもしれない。全ての生徒に平等に同じ学力や知識を与えるのは困難だ。多少の得手・不得手はあるし、限られた場所と限られた時間では、どうしても限界がある。
教えられる側が聞く気がないというのも問題だ。それよりも教えることが必要でない場合や、知らなくても全然問題にならない場合もある。必要ならば必要なだけ与えてやればいいのだ。
教えると言うのは詰め込むイメージがあるが、与えるのではなく掘り起こすと思ったほうがいい。教えるとは、その人が持つ興味や、すでに知っている知識を使って新しい知識ネットワークを構築させてあげることだ。
◆通ったことのない道を、存在しないと否定する・・・