何か新しいことを始める時に上達の早い人は、まず真似ることから始める。自分と相手は何が違うのか、どうすれば同じようにできるのかを、見ながら感じながら覚えていく。
■感覚の記憶
ボールを狙ったところへ投げる場合、始めの1球は思ったところとズレがあるだろう。それは遠くに投げるほどわかりやすくなるはずだ。練習をしていけばある程度コントロールもよくなるが、もっといい方法がある。
それは感覚の記憶を利用することだ。始めの1球を投げた時の感覚と、ボールの行き先を覚えておいて、それに修正を加えていくというシンプルな方法である。イメージ通りにいけば数回投げればかなりの高確率で同じところに投げれるようになる。
世の中には理論として伝えられるものも多いが、実際に行動を起こすときには感覚が重要になる。それは文字を読んだりするのではなく、実際の行動を見ながら体感するのが一番いい。投球フォームもゼロから作るのではなく、目指す球筋のピッチャーから盗むべきだ。
言葉は聞いたり書いたりすれば覚えられる。では感覚はどうすればいいと思う・・・それはもちろん体感すればいい。模範になるものを見て感じれば覚えられるのである。どんな時でも同じだと私は思います。
◆自分の型を作るにはまず誰かの型を真似てみよう・・・