バラバラだったものが一つになるように、その動作は実行される。頭では判断できなくても、体が覚えているのならば、あとは自然と動けるものである。それは緊張感のピークでも、熱くなった感情でもない・・・
■リラックスの最高潮
車で事故を起こしたことがあるだろうか、私は過去2回ほどその経験をしている。死ぬ直前には走馬灯のように過去の出来事が一瞬で巡るらしい。その時は一瞬の出来事が数秒のスローな映像として流れていた。
車がスリップし横すべりしながら見ていた、真横に流れる風景は、もの凄く速く感じるのに思考はゆっくりとその映像を捉えていた。その一瞬だけもの凄い集中力があったことを実感できた瞬間だった。
同じように集中力を高めると、緊急時に近い体験をすることができる。頭は回転がよく、状況を的確に判断して、最適な決断を下す。体はキレ、想像もできない動きができる。自分でも信じられない体験がそこにある。
その状態は意外にもリラックス状態で訪れる。一生懸命に頑張っていても、集中力を奪われいくだけで、鋭さが足りない。テンションは上がり熱くなりながらも、冷静さとリラックス状態で、ピークを保ち続けるバランスが大事だと思う。
◆覚醒した意識の中で・・・