過去と現在と未来を表現した幾つかの図で、イメージの近いものはどれでしょう。
過去から未来まで一筋の線。
過去から未来においてシナリオ通りで、何一つ運命は変化しないという考え方。それは全ての出来事がすでに決まっていて、何かの意思によって起こっていると信じる。変化を好まない人間。向上心より安定性を求める人間である。
過去から現在までは一本で未来は無限に広がっている。
今までの自分は過去の全ての出来事の上にあり、未来は今から選択する全ての意思決定によって変化する。未来に希望を持ち、変化や向上を好む傾向にある。
過去は無限に広がっていたが、現在から未来は一つだけ。
過去に執着しすぎて、未来を考えられないマイナス指向型。過去の成功体験や大きな失敗によって、新たに行動を起こすことより過去を模索するほうが重要になっている。
過去も未来も無限に広がっているが、現在を中心に収束している。
たくさんの過去の可能性を思い起こしながら、未来の選択肢もたくさん考えることができる創造性豊かな人間。しかし現在は過去の自分の結果であり、未来は自分の選択によって決定されるという考えにたどり着く。
過去から未来まで並列に無数の線が引かれている。
いわゆるパラレルワールド。過去や未来は無数にあるが、その結果は他の世界にいるもう一人の自分が存在しているからであり、自分自身とは直接的には関係がない。可能性を感じつつも現実味を帯びない。
広がりはその時の可能性を示し、それぞれの図がその人の考え方をあらわしている。変化を好むのか好まないのか。その変化は時間軸においてどのような意味を持つのか、選択肢とその結果。自分自身を存在するかもしれないもう一人の自分。
全ては考え方の域を超えないが、様々人間は時間とともに変化し、その状況を変えていく。それがどのような分岐点で誰の意思で決められているのか知ることはできないが、感じているのかもしれない。
人の心を動かす音楽、喜びや悲しみ、複雑な思いでさえも相手に伝えることのできる優れた手段。心の中を知るのは困難だが、楽曲に込められた思いの内容は、少なからず感じることができる。
■ユビキタス・ミュージックライフ
音楽は、ラジオやテレビなどのメディアを通じて、CD・MDプレーヤーなどの音楽再生機器で、プロによる生のライブなど、生活に溶け込んでいるように思える。
私生活では、当たり前のように流れている音楽も、その他の環境ではない場合もまだある。例えば職場や屋外公共の場など、誰かとの共有している空間である。
戦場のような忙しい職場では、音楽を聴く余裕などないかもしれない。でも仕事の合間にでもリラックスできる音楽を聴くことは、その後の仕事のやる気にも関係してくる。
積極的な音楽の導入は、混沌とした今の社会には必要なのかもしれない。学校の授業中でも緊張感を生むような、リズムを作れる様なBGMがあってはいいのではないか。それを検討する意識だけでも必要だ。
◆人生のブレイクタイム・・・
エンジンが奏でる旋律のサウンド、喜びと感動を与える音楽、全てのエンターテイメントを結び付けることができるPC。異なる物や文化、歴史を融合させることで、単純な和ではなく、新しい想像が生まれる。
■サウンド・ドライブ・システム
車、音楽、PCは私の生活に必要なものだが、その三つを組み合わせて、「もっと生活に音楽を、もっと身近に音楽を」を元に考えたのが、ミュージックドライブという一つのコンセプトである。
カーオーディオなどによって車の中で音楽を聴く環境は、比較的整っていると言える。でも電車やバスなど公共交通機関での移動では、ポータブルオーディオの利用などが目立つのも、音楽そのものが足りないからである。
全ての場所に音楽が溢れる街づくりと共に、音の可能性をもっと広げていける環境づくりが求められる。モバイルPCなどを活用したユビキタス・ネットワークによる、あらゆる音楽への容易なアクセスなどは、大きな可能性を持っている。
それだけではない。車側の可能性を更に追求することで、違う世界も見えてくる。車そのものが音を出す楽器になったり、音楽によって車が走るシステムなど、独創的に考えれば面白いものはたくさんある。
◆車が奏でる音の情景・・・・
与えることで満たされる世界なら、誰も求めたりはしないだろう。与えるだけでは満たされない世界だからこそ求め続けるのだ。逆に言えば、求める者がいるからこそ与える者も現れる。
■付加価値
経済とはお金の流通であり、物の売買も含まれる。人と人は、価値ある物と、それと同等の価値を交換する。つまりお金を払って、それに見合うだけの価値を購入するのである。
価値を生み出すのは、ちょっとしたヒラメキによるアイディアだったり、他人が好まない労働の肩代わりだったりするわけですが、全ての行動が同じだけの価値を生むわけではありません。
求められる物は大きな価値を持ち、求められない物は価値を持たない。価値は自分自身で作り出す物だけではなく、相手の要求も大きな指標となる。作り出すことが全てではない、満たすことが必要になるのだ。
社会では商品などの物だけではなく、自分自身も売り出さなければならない。価値を高める為の磨きも必要だが、誰かを満たす為に与えることも忘れてはいけない。求められることのない人なら、誰も買ってはくれないのだから・・・
◆価値あるものを生み出す為には・・・
無意識の叫び、過去の遺産、遺伝子の記憶。脳は水面下に隠れた巨大なコンピューターによって支配されている。人の意識は水上に存在している氷山の一角に過ぎないのである。
■多種多様の組み合わせ
一見難しそうで自力では解けそうにない数学の高度な公式も、時間さえあれば単純な方法で解くことができる。条件は付くもののコンピューターもそれに似たような構造を持っているのである。
それは、総当たり攻撃(Brute force attack:ブルートフォースアタック)と呼ばれる暗号解読方法の一つである。全ての組み合わせを単純に繰り返して、結果的に答えを導き出してしまおうという方法だ。
パソコンなどではパスワードをクラックするのに用いられるが、アイディアを出す場合にも有効な手段である。可能な限り思いついたものを組み合わせて、力任せにアイディアを絞り出すのである。
そこで一つ注意がある。組み合わせるにもそれなりの素材が必要となる。いくら優れた能力があっても、元となる知識がなければ組み合わせることすらできないのである。閃きもまた何かの積み重ねであるのかもしれない。
◆無意識上で組み合わされる知識の素材たち・・・
記憶のカケラ、時空の断片、思考の足跡。何かを経験することで、人は何かを学びそして何かを覚える。それは辛く困難な道であるほど、耐え難い逆境であるほど己の力となり、大きな自信となる。
■ただ知るだけでも
人生は上手くいっているときは下り坂で、大変な時は上り坂のようなもの。前に進むには下りの方が楽だが、下りきった時は上るしかない。
物事の始めは上り坂の連続で、覚えることは山のようにあるが、実際に進む距離は苦労の割りに少ないもの。しかしこのときの経験は、今後の進路にとって大きな力となる。
辛いことが続いたり、苦労ばかりだと嘆いていてはいけない。確かにその時は辛いが、上れば上るほど急加速で人生を駆け抜けることが可能なのである。辛い時を耐え抜き、成し遂げることは大きな意味を持つ。
学校での勉強も必要な時が来るだろう。今は意味を見い出せなくとも、ただ知っておくだけでも損はない気がしませんか。あなたが今現在学ぼうとしていることも同じかもしれませんよ。
◆これから訪れる運命への備えは、今からでもできる・・・
あなたが持っているもの、それは個性なのか、それとも特別な何かなのか。同じ言葉を操りながら、同じ時間を過ごしながらも、人は違う形を作りだす。まだ見ぬ情景は、今ある色で描かれる。
■中身によって
学校や職場で教えられる基本的な学習や躾は、誰にでも同じようなことを教えている。言葉も方程式も歴史的背景も、人によって差をつけているわけではなく、誰にでも平等にしているのだ。
教える側は、同じような伝え方・発し方をしているが、受け取る側はどういう風に聞き、学んでいるかは、教える側にはわからない。理解度を確認したり、調べることは不可能ではないが、複数の人間に対しては難しい。
それによって差がでてくるのはもちろん学校の成績を見ればあきらかだが、優れた能力はいろいろな方向で花を咲かす。まるで全てが同じように理解を示し、吸収していく柔軟性を持っている。
それはベースという基本的なことをマスターしており、あとは素材を少し替えるだけでどんなものにも対応してしまう柔軟性を持っているからである。OSとハードウェアをつなぐ、ドライバーも似たようなものかな。
◆本質をみれば、全てが同じに見えてくる・・・
豪快な力、華麗な技、冴え渡る知識。求められる力はいつの時代も、圧倒的で説得力のある特別なもの。その影にある血の滲むような努力は、ほとんどの場合表にはでることのない地道な行為。
■知っている。どうすればいいのかを・・・
ノウハウとは【Know-how】と書き、専門的な技術や知識を持っている、つまりどうすればいいのかを実際に知っているということである。
ノウハウは単に知識として知っている程度のナレッジとは違い、「どうすればいいのか」という状況や目的によって柔軟に応用をきかせることができる、経験を十分に積んだ後の状態なのである。
誰しも生まれながらに経験を持つこともできないし、経験もなしにどんな状況でも的確な判断を下すことは難しい。それでも応用力のある知識や技術は必要だと思う。どんなことをしても・・・
ノウハウを身に付けるには、とにかく経験を積むことだ。どんなに無駄に思えることも、どんなに厳しく辛いことも、経験の分だけ応用力は身に付く。それが複雑で特殊なことであればあるほどノウハウは柔軟に強力なものとなる。
◆その力は鍛え上げられるほどに・・・
与えられるもの、つかみ取るもの、手に入れるもの。価値あるものは求められ、争いを生み、そして奪われる。人は争いを好み、戦いに血を躍らせる。それがあるからこそ発展してきたことも確かな事実だ。
■身に付けた力
技を磨き続けると、自分の体に染み付き頭で考えたり、意識しなくても簡単に実行できるようになる。それは一般的に技能と呼ばれ、専門的な仕事やプロのスポーツ選手もその力を身に付けていると言える。
単に何かができるというレベルではなく、その力を利用して自由自在に能力を発揮することができる状態にあることだ。技能とはそういうもので、体が覚えていなければイザという時になにもできない。
必ずしも体が覚えるような高度な技能は必要ではない。しかし誰かと比べられたときに優位となる力は、その場しのぎの小技ではなく、鍛錬や修練を積んで自ら身に付けた技能なのだ。
◆生きる力は体が知っている・・・
美しく輝く宝石は、粗末に扱えばその価値を失い、磨きなおせばその価値を取り戻す。人が持つ能力も向上心を持って磨き続ければ、宝石などとは比べられない価値を持つ。
■持てるもの
全ての人は自分が満足のいくような素晴らしい才能を授かることはない。誰しも自分に無力さを感じたり、大きな壁にぶつかることがある。どんなに有名な人でも、注目を集める人でもそれは変わらない。
才能なんてあれば得で、ないのが当たり前という感覚を持っていたほうがいい。ないからダメだとか、ないといけないと思い込むことによって、成長を精神的に邪魔することになる。
上手くできないから、才能がないから、自分には向いていないから、そんな言い訳を繰り返して、あなたは何をやり遂げただろう。何を学んだのだろうか。自分の無力さか、それとも諦めることか。
学校でも仕事場でも私生活でも技術は日々の積み重ねで大きく成長できる。自分が好きかどうかが重要で、上手い下手は後からどうにでもできるものだ。まずは下手でも何でもやってみて、失敗もたくさん経験してみよう。
◆筋肉だって、学力だって、技だって少しずつ・・・